ファームダイレクト通信 第5号(2010.4.27)


ファームダイレクト通信 第5号です。

まず最初に、この1ヶ月で訪問させていただいた農場や牧場の中でも、特に素晴らしい取り組みをされている牧場をレポートします。 今回は、大阪の唯一のブランド豚である犬鳴ポークを飼育されている犬鳴豚牧場です!!
右の写真は、犬鳴豚牧場の中でも有名なまゆ毛豚です!!
★★犬鳴豚牧場★★
本当に大好きなブランド豚なので、一度訪問してみたかった牧場の一つでした。

犬鳴豚達が食べているものは、すごくシンプルです。僕達が消費しきれなかったパンやパスタやうどんなどなど、僕達が食べても美味しいものを食べています。僕達が食べても美味しいものを食べているのだから、当然お肉も美味しくなります。都市圏の大阪では豚舎が少ない上に、食品ロスが多いので、消費しきれなかったたくさんの食料の中から、豚にとっていいものだけを厳選することができるとのことです。
但し、一般的な飼料をコンピューターで管理して与えている訳ではないので、豚場の管理と食品の配合には、かなりのノウハウと手間と労力が伴います。さらに、犬鳴豚牧場では、お肉をより美味しくする為に、生育期間を通常より2ヶ月程度長くとっているそうです。

大切な農作物を最初から豚用に確保するのではなく、手間はかかるけれども、結果的に人間が食べきれなかった分(今の利便性を追求した社会では、食品ロスをなくすことは不可能です。)を豚に食べてもらうという犬鳴豚牧場さんの取り組みは、持続的な循環型社会を構築する為には、欠かせないものです。今回は、訪問する機会をいただけて、本当に感謝しています。これからも犬鳴豚牧場さんを応援していきたいと思います。

さて、ファームダイレクトのCSAですが、この1,2年でCSAという言葉が少しづつですが、有名になってきました。
但し、「CSAの文化が定着」といえる迄には、もう少し時間が必要だなぁと痛感します。CSAは有機農業や大規模を目指さない農場が生き残っていく為には有効な選択肢です。全ての生産者が、規模や設備を拡大して価格的に世界と張り合う事は、今の日本の現状では無理です。年間を通じて全ての生産物を嗜好品化又は高付加価値化(少し前のマンゴーやメロンなどのように)する事も難しいです。

「じゃあ小規模農業は日本にいらないのか」となるとそうではないです。 単に生産物を売るだけでなく、消費者に「農を身近に感じるライフスタイル」を提供していくことができます。私達が生きていく上で、農業に触れ、農をより知る機会を得ることは、大きな付加価値となり得ます。地域社会の農業の大切さに気づいて実際に行動していく生産者と消費者がもっと増えてくれば、CSAという文化が徐々に定着してくると思います。

その為には、まず生産者が一念発起して、消費者の意識を変革する意気込みを持つ必要があります。生産者がどれだけがんばって、実際に消費者の意識を変えていく事ができるのかが今問われています。

すばらしい技術を持っている職人気質の生産者の皆さんは本当に沢山おられます。でも、素晴らしい技術を持っている生産者さんほど、表に出てこず、消費者からは一番遠い所にいるという今の日本の現状をなんとか打破していきたいです。
ファームダイレクトは、すばらしい技術を持った本当にいいものを栽培する生産者の皆さんが、消費者の意識を変えていこうと意気込みを持つことができる仕組みを少しづつでも作り上げていきます。

いよいよ5月からは阪本農園様のCSAが始まります。記録的な天候不順が続きますが、栽培名人の方は、天候の影響を最小限に抑える方法を知っています。参加していただく皆様には、きっと満足いただけるCSAになると思いますので、楽しんで参加してください。ファームダイレクトスタッフも全力でお手伝いさせていただきますので、よろしくお願い致します。

(text by 谷野一朗)
CSAについてもっと深く知る


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